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所沢市のメンタルクリニック。うつ病を専門に診ているクリニック。航空公園クリニックです。

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メンタル疾患の脳のイメージについて


メンタル疾患における脳の変化(令和6年4月時点で推定されていることを含む)
気分障害
1.うつ病
症状】
・気分の落ち込みが続く・やる気が出ない、何も楽しめない・考えがまとまらない・ 集中できない・眠れない、または寝すぎてしまう
【うつ病における脳の変化】
①前頭前野(特に背外側前頭前野:DLPFC)の活動低下が認められ、意思決定や意欲、認知制御の低下と関連。
②内側前頭前野や帯状回を含む領域では過活動がみられ、反すう思考や自己関連的思考の増加に関与。
③大脳辺縁系では海馬の体積減少や機能低下が報告されており、慢性的なストレスによるHPA軸の過活動(コルチゾール過剰)が関与する。これにより、記憶力低下やストレス耐性の低下が生じます。④神経伝達物質の面では、セロトニンおよびノルアドレナリンの機能低下に加え、ドーパミン系の低下による報酬感受性の低下。
⑤グルタミン酸系の異常やシナプス可塑性の低下も重要な病態とされています。
⑥脳の広義の炎症が関連
2.双極性障害(躁うつ病)
症状】
・気分が大きく変動する(うつ状態と躁状態を繰り返す)
〈うつ状態〉
・気分の落ち込み、意欲低下、興味や楽しみの喪失思考力・集中力の低下
〈躁状態〉
・気分が高揚する、または易怒的になる、活動量の増加、寝なくても平気になる、
・考えが次々に浮かぶ(観念奔逸)衝動的な行動(浪費・過活動など)
双極性障害における脳の変化】
①感情調整に関わる前頭前野と大脳辺縁系(扁桃体・帯状回など)のバランスが不安定になっている。
A.躁状態では、報酬系(腹側被蓋野〜側坐核のドーパミン回路)の過活動がみられ、快感や意欲が過剰に高まり、同時に、前頭前野による抑制機能が低下するため、衝動的な行動が起こりやすくなる。
B.うつ状態では、前頭前野の活動低下やモノアミン(セロトニン・ノルアドレナリン・ドーパミン)の機能低下がみられ、意欲や思考の低下が生じる。
②概日リズム(体内時計)を調整する視床下部の機能異常や、神経回路の可塑性の変化も関与しており、「気分の波」が生じやすい状態になっていると考えられている。
不安障害(パニック障害、社交不安障害など
【主な症状】
・強い不安や緊張、動悸、息苦しさ、発汗、将来への過剰な心配、パニック発作
【不安障害における脳の変化】
①扁桃体の過活動が中心的な役割を果たし、恐怖や不安に対する過剰な反応が生じる。前頭前野(特にvmPFC)による抑制機能が低下していることが多く、情動制御の不全がみられる。
②青斑核を中心とするノルアドレナリン系の過活動により、過覚醒状態(動悸、発汗、過緊張)が引き起こされる。島皮質の活動亢進も内受容感覚の過敏化に関与し、不安感を増強させる。
③神経伝達物質の面では、GABA作動性抑制系の低下が神経過活動を助長し、セロトニン系の調節異常も不安症状に関与しています。
強迫性障害(OCD)
症状】
「不合理な考えが頭に浮かび離れない(強迫観念)」と「それを打ち消すための行動(強迫行為)」が繰り返される状態です。
〈強迫観念〉手が汚れているのではないかという不安な考え、鍵や火の元を閉め忘れたのではないかという疑念、不合理な考えが浮かんでしまうことへの恐怖
〈強迫行為〉何度も手を洗う、消毒する、鍵やガスを何度も確認する、決まった手順を繰り返さないと不安になる
強迫性障害における脳の変化
①前頭前野線条体視床を結ぶ回路(CSTC回路)の過活動がみられます。
A.前頭前野である眼窩前頭皮質(OFC)や前部帯状回(ACC)が過剰に活動し、「危険かもしれない」「間違っているかもしれない」といったエラーモニタリング信号が過剰に出続ける状態になります。この信号が線条体(尾状核など)を介して視床に伝わり、再び皮質に戻るループが過剰に回り続けることで、不安や疑念<強迫観念>が持続します。
B.本来であれば「もう大丈夫」と判断してループが止まりますが、この抑制機能がうまく働かないため、同じ思考や行動<強迫行為>が繰り返されます。
②神経伝達物質では、セロトニン機能の異常が関与しており、ドーパミン系の関与も一部で示唆されています。
統合失調症
【症状】
統合失調症では、症状は大きく3つに分けられます。
〈陽性症状〉
・幻覚(特に幻聴)、妄想(被害妄想、関係妄想など)、思考のまとまりにくさ(思考障害)
〈陰性症状〉
・意欲の低下、感情表現の乏しさ(感情鈍麻)、引きこもりがちになる
〈認知機能障害〉
・注意力や集中力の低下、記憶力の低下、計画や判断の難しさ
【統合失調症における脳の変化】
統合失調症では、脳内の情報処理ネットワークに機能的な不調が生じている。
     中脳辺縁系のドーパミン系過活動は幻覚や妄想といった陽性症状に関与します。
     中脳皮質系(前頭前野)へのドーパミン機能低下は、陰性症状や認知機能障害と関連している。
     前頭前野と側頭葉(特に上側頭回)との連携の不全により、内的な思考や言語が「外から聞こえる声」として認識される(幻聴)と考えられている。
④グルタミン酸(NMDA受容体)機能低下やGABA作動性神経の異常も関与し、神経回路全体の同期性や情報統合の障害が生じる可能性ある。

メンタル疾患について

気分障害

(大)うつ病 ・・・ CLIC
双極性障害 ・・・・CLIC

不安障害

パニック障害・・・CLIC
社会不安障害 ・ ・ CLIC
強迫性障害・・・・CLIC

統合失調症 ・・・CLIC

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